大脳皮質の機能局在&頭部のツボ

1:大脳葉
大脳葉大脳は中心溝,外側溝,頭頂後頭溝によって前頭葉,頭頂葉,後頭葉,側頭葉に分けられる;
中心溝は大脳半球の上縁から外側溝の方向に向けて前方に走る溝である;
前頭葉:外側溝より上側で,中心溝より前側の部分;
頭頂葉:中心溝の後側から頭頂後頭溝前側の部分;
後頭葉:頭頂後頭溝より後側の部分;
側頭葉:外側溝より下側の部分。

2:大脳半球の外側面の脳溝と脳回
 大脳半球の外側面
前頭葉には中心溝に平行にその前方を走る中心前溝がある;
✤中心溝と中心前溝の間の部分を中心前回といい,全身の骨格筋の随意運動に
  関係する運動野である;
✤中心前溝の前には中心前溝から始まる上前頭溝下前頭溝の二本の脳溝がある;
 上前頭溝より上の部分を上前頭回,上前頭溝と下前頭溝の間の部分を中前頭回
 下前頭溝と外側溝の間の部分を下前頭回という;
頭頂葉には中心溝に平行にその後方を走る中心後溝がある;
✤中心溝と中心後溝の間の部分を中心後回といい,全身の体性感覚(表在感覚と深部
 感覚)の情報を受けている一次体性感覚野である;
✤中心後溝の後方には頭頂葉の外側面を斜めと水平に走る頭頂間溝がある;
 頭頂葉は頭頂間溝により上頭頂小葉下頭頂小葉に分けられ,下頭頂小葉は更に
 縁上回角回に分けられる
✤縁上回:外側溝の上向きの端をアーチ状に取り囲むように存在する;
✤角回:上側頭溝の後端をアーチ状に取り囲むように存在する;
側頭葉には外側溝に平衡にその下を走る上側頭溝下側頭溝がある
✤外側溝と上側頭溝の間の部分を上側頭回という;
横側頭回(ヘッシェル横回):上側頭回の背側面にあり外側溝の底に隠れている
✤上側頭溝と下側頭溝間の部分を中側頭回という;
✤下側頭溝の下の部分を下側頭回という;
✤外側溝の深部には島葉がある。
島葉 

3:大脳半球の内側面の脳溝と脳回:
大脳半球の内側面 
脳梁溝:前頭葉からはじまり脳梁に沿って走り,後下方で海馬溝に移行する;
帯状溝:脳梁溝と平行に走り,分枝に中心傍溝縁溝がある;
鳥距溝:一次視覚野の中心に位置する;
側副溝:海馬傍回と内側後頭側頭回の間にある;
後頭側頭溝:内側後頭側回と外側後頭側回の間にあり,側副溝とほぼ平行に走る;
帯状回:帯状溝と脳梁溝の間の部分で,心拍数や血圧のような自律神経機能のほか,
 情動,認知,空間認知,記憶などにも関与している;
中心傍小葉:中心傍溝と縁溝の間の部分。
✤後頭葉は鳥距溝により楔部舌状回に分けられる;
海馬傍回(海馬回):海馬溝の下方と側副溝の間の部分で,記憶の符号化及び検索に
 おいて重要な役割を担っている;
鈎部:海馬傍回の前端を構成する鉤状の部分で,中に扁桃体(扁桃核,杏仁核)があり
 情動の中枢とも呼ばれ,特に不安や恐怖といった感情に深く関与している;
海馬:海馬溝の内側で一部の皮質が側脳室の下角に巻き込まれて膨隆している部分;
 短期記憶の形成,学習能力に関わっている。
4:大脳半球の下面の脳溝と脳回:
大脳半球の下面 
嗅脳:嗅葉(嗅球,嗅糸,嗅三角),梁下回,前有孔質,終板傍回などが含まれる。
5:大脳皮質の機能局在 
運動野中心前回中心傍小葉の前部。
体性感覚野中心後回中心傍小葉の後部。
視覚野後頭葉にある鳥距溝の周りの皮質。
聴覚野横側頭回
運動性言語野(ブローカ野):下前頭回の後1/3処(三角部と弁蓋部);
 運動性失語:言語理解はできるものの発話や書字のできない。
聴覚性言語野(ウェルニッケ野):縁上回
 聴覚性失語:言葉の聴覚的理解面が著しく障害されるのが特徴。
視覚性言語野(ウェルニッケ野):角回
 視覚性失語:過去に知っていた文字(自分の名前など)を見ても理解できない。
書字中枢中前頭回の後部

6:頭部のツボ
頭部のツボ-1  
運動区(頂顳前斜線/頭頂側頭前斜線/MS6)
部位:四神聡(百会穴の前1寸)と懸釐穴を結ぶ線;
①上1/5段:反対側の下肢の運動麻痺の治療に用いる;
②中2/5段:反対側の上肢の運動麻痺の治療に用いる;
③下2/5段(言語 1 区):反対側の顔面神経麻痺,運動性失語,発音障害などの治療に;

感覚区
(頂顳後斜線/頭頂側頭後斜線/MS7)
部位:百会穴曲鬢穴を結ぶ線,運動区に平行にその後方1寸を走る;
①上1/5段:反対側の腰痛,足の痛み,シビレ,感覚麻痺,頭痛などの治療に用いる;
①中2/5段:反対側の上肢の痛み,シビレ,感覚麻痺などの治療に用いる;
③下2/5段:反対側の頭・顔面部の痛み,感覚麻痺などの治療に用いる。

舞蹈震顫控制区:運動区に平行に前方1.5Cmを走る斜線,運動区と同じ長さ;
主治:反対側の四肢の不随意運動(ハンチントン病),振戦麻痺(パーキンソン病);

血管舒縮区(血管の弛緩と収縮区)
部位:運動区に平行に前方3Cmを走る斜線,運動区と同じ長さ;
主治:本態性高血圧,皮下水腫(むくみ)。

頂中線(頭頂中線・MS5):督脈の百会穴前頂穴を結ぶ線;
主治:頭痛,めまい,脳血管障害による失語症・・・など

枕上正中線(上後頭正中線・MS12):督脈の強間穴脳戸穴を結ぶ線;
主治:頭痛,めまい,頚部痛・・・など

足運感区
百会穴から曲鬢穴に向かって外方1Cmの処より前に向けて督脈に平衡に
引いた長さは3Cmの弧形の線;
主治:反対側の腰痛,足の痛み,シビレ,運動麻痺・・・など

運用区:頭頂結節(耳尖の直上3寸処)から側頭骨乳様突起に向け垂線を引き,同じく
頭頂結節を起点に垂直線と40度の角度で前後に線を引く,長さは三線とも3Cm;
主治:優位半球の下頭頂小葉縁上回の損傷による失用症(失行症 apraxia)。

言語2区:頭頂結節(耳尖の直上3寸処)から督脈に平衡に後方へ2Cmの処より
下に向けて引いた3Cmの垂直線;
主治:健忘失語(失名詞失語)。

言語3区:耳尖の直上0.5寸処より後方に長さ4Cmの水平線を引く;
主治:感覚性失語(視覚性失語&聴覚性失語)。

暈聴区:耳尖の直上0.5寸処を中心に前後に長さ2Cmの水平線を引く;
主治:偏頭痛,耳鳴り,内耳性めまい,皮質性難聴,幻聴・・・など

頭部のツボ-2 

額中線(前頭中線・MS1):督脈の神庭穴から長さ1寸の垂直線を引く;
主治:頭痛,めまい,眼疾患・・・など

胸腔区(額傍1線/前頭傍1線/MS2):足太陽膀胱経の眉衝穴から長さ1寸の垂直線を引く
主治:アレルギー性喘息,気管支炎・・・など

胃区・肝胆区(額傍2線/前頭傍2線/MS3)
部位:足少陽胆経の頭臨泣穴から長さ1寸の垂直線を引く;
主治:胃炎,胃・十二指腸潰瘍,肝胆の疾患・・・など

生殖区・腸区(額傍3線/前頭傍3線/MS4)
部位:足陽明胃経の頭維穴の内側0.75寸の処から長さ1寸の垂直線を引く
主治:機能性子宮出血,急性膀胱炎,下腹部の痛み・・・など

視区(枕上傍線/上後頭傍線・MS13)
部位:督脈の脳戸穴の外方0.5寸の処から長さ4Cmの垂直線を引く;
主治:眼疾患。

平衡区(枕下傍線/下後頭傍線・MS14)
部位:足太陽膀胱経の玉枕穴から長さ4Cmの垂直線を引く;
主治:小脳の障害による平衡障害,めまい・・・など
  



日立市十王町-漢方整体院
プロフィール

愛犬・りく君

Author:愛犬・りく君
茨城県日立市十王町で
漢方整体院を経営してます。

最新記事
カテゴリ
検索フォーム
リンク
Fcカウンター
QRコード
QR