骨盤&周辺の筋肉

骨盤:左右1対の寛骨仙骨,尾骨で構成されている。
✤寛骨:腸骨,坐骨,恥骨が17歳頃に一体化して1個の寛骨となる;
左右の恥骨の接合面は線維軟骨性恥骨間円板により恥骨結合を形成する;
左右の腸骨の耳状面と仙骨の耳状面は仙腸関節を構成する;
✤仙骨:5個の仙椎が癒合して1個の仙骨となり,第5腰椎と結合し腰仙関節を構成する;
✤尾骨:4個の尾椎が部分的に或は全面的に癒合して尾骨となる。
  
骨盤の構造   

仙腸関節と恥骨結合: 
仙腸関節&恥骨結合  
腸腰靭帯第4~第5腰椎の肋骨突起 腸骨稜,腸骨の前後面;
✤前仙腸靭帯:仙骨外側部の前面 腸骨の耳状面の辺縁
✤後仙腸靭帯:仙骨粗面の後部,外側仙骨稜 腸骨粗面,上後腸骨棘;
✤骨間仙腸靱帯:腸骨粗面 仙骨粗面
✤仙棘靭帯:坐骨棘 仙骨下部と尾骨の側縁;
✤仙結節靭帯:
坐骨結節 下後腸骨棘,仙骨下半部と尾骨の外側縁。
仙腸関節と付属の靭帯
: 
仙腸関節と附属の靭帯  
仙腸関節:滑膜性関節或は可動結合に分類され,腸骨と仙骨関節面の比は1:3;
✤1981年AlbinusとHunterが初めて仙腸関節内の滑膜の存在を見出した;
✤1985年Koelcherが初めて仙腸関節内に滑液を確認した;
仙骨のうなずき(屈曲)運動:仙骨岬角が骨盤内前方に動く運動である;
✤背臥位で寝ている姿勢から起き上がる時に,両側性にうなずき運動が生じる;
✤片側の下肢を屈曲する時に片側の仙骨うなずき運動が生じる;
✤仙骨の短腕部は下方へ,長腕部は後方へ滑る;
✤骨間仙腸靭帯の制限範囲内で起こり,仙結節靭帯により制限される;
仙骨の起き上がり(伸展)運動:仙骨岬角が骨盤内後方に動く運動である;
✤仰向けで寝ている時や前屈終了の時に両側で起き上がり運動が生じる;
✤片側の下肢を伸展する時に片側で仙骨の起き上がり運動が生じる;
✤仙骨は長腕に沿って前方へ,短腕に沿って上方へ滑る;
✤骨間仙腸靭帯の制限範囲内で起こり,長背側(後)仙腸靭帯により制限される。
右寛骨-内面 
寛骨の前方回旋:仙骨の起き上がり運動に等しい;
寛骨の後方回旋:仙骨のうなずき運動に等しい。

骨盤周辺の筋肉
:   
正面     
腸腰筋m.iliopsoas 腸骨筋,大腰筋,小腰筋の3つの筋肉からなっている;
起始:腸骨筋:腸骨の内側面(腸骨窩);
大・小腰筋:L1~L5横突起下縁,T12椎体側面,L1~L5椎体,椎間f軟骨,仙骨底部;
停止:小腰筋:恥骨筋線と腸恥隆起;
腸骨筋・大腰筋:大腿骨小転子とそのすぐ下の大腿骨骨幹;
機能:股関節の屈曲&股関節外旋:
✤背臥位で脚を上げる時にとても強く働く;
✤腰部を前方に引き出し,前湾を強くし,腰痛の原因にもなる;
✤ストレッチ:圧腰扳腿法(膝関節:半屈,加股関節の内旋),或 捌腿圧腰法;
 
側面   
大腿筋膜張筋m.tensor fasciae latae ,中国名:闊筋膜張肌;
起始:腸骨稜前部とすぐ下の腸骨面;
停止:脛骨前外側髁上のガーディー結節に付着する腸脛靭帯の上1/4部分まで;
機能:股関節の外転&股関節の屈曲(同時に股関節を内旋);
✤他の股関節屈筋によって股関節が屈曲している時,股関節が外旋するのを防ぐ;
✤長・短腓骨筋と共に歩行やランニング中に足がまっすぐ前に出るように導く;
腸脛靭帯:大腿外側面の大腿筋膜の繊維強化(肥厚)である,中国名・髂脛束;
起始:腸骨稜;
停止:脛骨前外側髁上のガーディー結節;
機能:膝の外側の支えを成しており,片足でバランスを取る時に特に重要である;
✤遠位端部(膝側):膝関節の屈伸運動に伴って大腿骨外側顆上を前後に移動する;
✤ランニングのような屈伸の頻度の多い動作では大腿骨外側顆と
腸脛靭帯との摩擦
  により炎症が生じ,膝関節痛が引き起こされ運動障害の原因となる(ランナー膝);
  
後面    
大殿筋m.gluteus maximus 中国名・臀大肌;
起始:腸骨稜の後方1/4(後殿筋線),仙骨と尾骨近くの後面,仙結節靭帯;
停止:大転子外側面,大腿筋膜張筋の腸脛靭帯;
機能:股関節の伸展&外旋&内転の補助(下部の筋f);
✤この筋肉を使うには,外旋を伴った股関節の伸展(15°以上)をする必要がある;
✤ストレッチ①股関節を屈曲させた状態から膝を30°以上曲げて,ハムストリングを使わず
  股関節を伸展させる,亦可用圧腰扳腿法(膝を曲げる);
✤ストレッチ②推膝拉手法(同側肩&逆側肩);
中殿筋
m.gluteus maximus 中国名・臀中肌;
起始:腸骨稜のすぐ下の腸骨外側;
停止:大腿骨大転子の後外側;
機能:股関節の外転&股関節の外転に伴う外旋(後部の筋f)&内旋(前部の筋f);
小殿筋
m.gluteus minimus 中国名・臀小肌;
起始:中殿筋の起始のすぐ下の腸骨外側;
停止:大腿骨大転子の前面;
機能:股関節の外転&股関節の外転に伴う股関節の内旋;
✤中・小殿筋は,ランニング中に股関節をきちんと外転位に保つ働きをする;
✤中・小殿筋は,歩行中に体重が片足にかかわった時に逆側の臀部が下方へ
  落ち込んでしまわないように支える;
✤トレンデレンブルグ歩行:中・小殿筋が弱いと,歩行中に股関節が外転位を保てなくなり,
  片足に体重をかけた時,逆側の臀部がだらりと落ちてしまい,肩が左右に揺れる;
深層外旋六筋
梨状筋
,上・下双子筋,外・内閉鎖筋,大腿方形筋;
起始:仙骨前方,坐骨の後方,閉鎖孔;
停止:大腿大転子の上後方部;
機能:股関節の外旋;
✤既に内旋位にある股関節を強く外旋させる;
✤ストレッチ:股関節の内旋に少しの屈曲を加える,亦可用推膝拉手法(逆側肩);

骨盤矯正の手技

手技




日立市十王町漢方整体院

 


プロフィール

愛犬・りく君

Author:愛犬・りく君
茨城県日立市十王町で
漢方整体院を経営してます。

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