抗コリン作用

抗コリン作用
神経伝達物質の一つであるアセチルコリンの働きに拮抗し,副交感神経の働きを抑える
作用のことで,抗うつ薬,特に第一世代の抗うつ薬は副作用として現れやすい;
主な症状
✤口の渇き,便秘,発汗,鼻づまり,目のかすみ,眠き,立ちくらみ,食欲不振など;
✤緑内障患者の場合は眼圧の上昇により症状を悪化の懸念がある;
✤前立腺肥大症患者の場合は排尿困難(尿が出にくくなる)が見られる;

神経伝達物質シナプスで情報伝達を介在する物質である;
✤末梢神経系:アセチルコリン(Ach),ノルアドレナリン(NA),ペプチド類など。
✤中枢神経系:アセチルコリン(Ach),モノアミン類,アミノ酸類,ペプチド類など。

◆アミノ酸(氨基酸)類
グルタミン酸(谷氨酸):興奮性の神経伝達物;
  グルタミン酸が沢山繋がると,納豆の粘性物質であるポリグルタミン酸になる;
グリシン(甘氨酸):抑制性神経伝達物;
γ-アミノ酪酸(γ-氨基丁酸・GABA):抑制性神経伝達物;
 自律神経失調症によく使われる抗不安薬(ベンゾジアゼピン系及び類似薬)や睡眠誘導薬
  (ベンゾジアゼピン・Benzodiazepin系剤)はGABA神経の抑制作用を増強する薬である;

◆モノアミン(単胺)類
ドパミン(多巴胺・DA):抑制性神経伝達物;
①アドレナリン,ノルアドレナリンの前駆体である;
②運動調節,ホルモン調節,快の感情,意欲,学習などに関わる;
③覚醒剤はドーパミン作動性に作用するため,中毒症状は統合失調症に類似する;
④パーキンソン病:大脳(黒質線条体)のDA量が減り,DA神経とAch神経のバランスが崩れる;
セロトニン(血清素・5-HT):抑制性神経伝達物;
①大脳辺縁系のSrotoninが不足+NAの働きが高ぶる→躁状態になる;
②大脳辺縁系のSrotoninが不足+NAの働きが低下する→鬱状態になる;
ノルアドレナリン(去甲腎上腺素・NA):興奮性神経伝達物;
①大部分交感神経の末端(節後線維)を興奮させる作用がある;
②汗腺の分泌/骨格筋の血管を拡張する/副腎を支配する内蔵大神経等はAch神経;
③強力なα作用とβ1作用を持つ;
a作用:血管(細動脈と細静脈)を強く収縮させ,血圧を上昇させる;
     順番:皮膚粘膜の血管→腎臓,腸間膜,脳,肝臓の血管→骨格筋の血管;
   ※冠状血管の血流量増加:β作用により大量の心筋代謝物が作られ,冠状血管を
    拡張させるため;
β1作用:心拍数増加、心収縮力増加を介し心拍出量を増やす心収縮力を増加させる;

◆アセチルコリン(乙酰胆碱・Ach):興奮性神経伝達物;
✤運動神経,全部の副交感神経と一部の交感神経の末端(節後線維)を興奮させる;
✤M様作用とN様作用を持つ;
M様作用
①心・血管:徐脈,心筋収縮力を低下させる,血管を拡張させ,血圧を下げる;
②気管支,胃腸,泌尿器,子宮などの器官の平滑筋を収縮させる;
③瞳孔括約筋と毛様体筋を収縮させ,瞳孔を縮小させる;
④汗腺,気管支腺,消化腺,唾液腺の分泌を促進させる;
N様作用
①副腎髄質のホルモン(Adr)の分泌を促進させる;
②骨格筋を収縮させる;

◆ポリペプチド類
✤末梢神経系:血管活性腸ペプチド (VIP),ガストリン,ソマトスタチンなどがある。
✤中枢神経系:P物質,バソプレッシン(抗利尿ホルモン),オキシトシン(催産素)等。
◆その他
一酸化窒素 (NO)など。



日立市十王町漢方整体院
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愛犬・りく君

Author:愛犬・りく君
茨城県日立市十王町で
漢方整体院を経営してます。

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